Episode2

「55周年を迎え」

2021年は、当社にとって55周年を迎える年であり、中期経営計画は2年目、働き方改革はスタート4年目に入ります。

新年挨拶に約20分のビデオメッセージを配信しましたが、その中で述べたいくつかのキーワードのひとつに、
「節目」という言葉をあげました。 55周年という節目をどう捉えるか、という皆さんへの問いかけとともに、過去から未来へ、その継続を意識して欲しいという意味を込めて、節目という言葉を使いました。

未だコロナ禍の報道を聞かない日はありませんが、よく耳にする「先が見えない」状況をどう進むか、経営者としては気の抜けない日々が続いています。 そのような時、考えたのが、未来からの今を評価する、という発想です。
つまり、何年か後の状況をイメージし、今、この時の判断、決断をどのように評価するか、という発想です。 今までにない状況下では、どうしても手元の情報から最善策を判断しようとしがち、それは当然として、別の見方、将来の目指すべき視点から今を振返った時、こういう判断をしておいてよかった、と思える判断は何か、という考え方です。

昨年で言えば、4月の緊急事態発出の際、すぐに在宅勤務テレワークの指示を出しましたが、情報インフラ、現場対応の検討など見切り発車の決断でした。 この時考えたのが、前述の発想。 緊急事態対応を浸透させるには、様子見・横並びではなく、自ら判断する、しかも時を逸することなく、どのような状況に展開しようとも、後から、自らが納得、確信できることが重要と考えてのことでした。

今も、大きな岐路に立っている、選択肢を迫られる状況は続いています。 しかし、このような状況こそ自らを鍛えるチャンス。「あの時の踏ん張りが、今日につながった」そう言える「2021年」を過ごしたいと思います。
出張先で目にした風景から 立山連峰、富山県ガラス美術館

Episode1

スペインのバルセロナ市内を視察で訪れた際、日本でいう「スローライフ」を実感しました。日本ではまさに働き方改革の真っ只中ですが、働き方改革が、暮らし方、生き方まで変化をもたらすとしたら、私たちを取り巻く環境のあり方まで、変化を及ぼすのではないか、街の風景も変わってくるのでは・・・いろいろ考えるいい機会になりました。

「セツビ」という文字ですが、「節」という漢字を連想しました。節とは節度、そこそこのところに線を引く、例えば、数値だけでなく、全体のバランスに配慮した一定の調和点を見出していく、という意味で、環境に対する私たちの姿勢に通じることばです。地球規模の自浄作用には限界が指摘される現在、節度、とは拡大し続ける様々なニーズに応えていく上で考慮すべき視点だと思います。

もう一つの漢字は「美」です。視覚的なことより、概念的なこと、「美学」といってもいいでしょう。工事への思い、姿勢、進め方、あるいは工事にたずさわる人達とのコミュニケーション・・・これら目に見えないものに誠心誠意で取組む、こういう意識が美学ではないかと考えます。何にこだわるか、自分ならではの流儀の追求、人それぞれに価値観があり、美学があると思います。